CEO's Message
私はホテルで16年、旅行会社で7年と23年間サラリーマン生活を送って参りました。
そのうち20年をインバウンドに関わって来た中でインバウンド事業をライフワークとして関わっていきたいと考え2014年に起業いたしました。
昨今の訪日インバウンドの過熱ぶり、認知度に比べ1990年代~2000年初頭はインバウンドという言葉自体も知られてなく、世間からの注目度も低く、風当たりも大変厳しいものでございました。
日本人の中に何故わざわざ対応の難しい、言葉も通じない外国人を受け入れなくてはならないのか?そんな気持ちで日本中の施設が外国人客を受け入れていた時代でした。
そんな時代の中、将来のインバウンドの必要性を感じ、またもう一つ大きな思いは諸外国(主にアジア各国)と日本との歴史上の責任に対しての日本人としての思いも大きかったと思います。
子供ながらに毎年終戦記念日に総理大臣がテレビで遺憾でございますと言う聞きなれない謝罪の言葉を繰り返す映像に違和感を覚えた記憶があります。
そんな中、97年に初めて行ったセールス先の飲み屋で会った人に、今まで日本人はあまり好きではなかったが佐藤はいいやつだねと言われ、私のやるべき事はこれだと感じました。
政治の世界ではなかなか歩み寄れない両国が末端の民間レベルの交流により両国の印象を変えられる!その信念で生涯ホテルマンという当初の目標を諦め、インバウンドの旅行会社に転職し、いつの日か自分の思いを形にしてみたいと考える様になりました。
これが起業のきっかけです。
KAIENは企業である以上、当然利益を上げる事は必要ですが私共はただ闇雲に売り上げや取り扱い人数を求めるのではなく、サービスの質に拘り更に独自のエッセンスを加え、アセアン市場におけるDMCの役割の一角を拘っていきたいと考えております。
また企業目的でもありますチャリティー活動もアジア各国を中心に取り組んでいきたいと考えております。
毎年売り上げの一部を持参し全社員でその国に行きボランティア活動をし寄付を行う。
その国で上げさせて頂いた利益をその国に還元する。
私は企業、人生には大儀が必要と考えますがこれがKAIENの大儀です。
今年から始めたこの取り組みを今後毎年国を変え実施していきたいと考えております。
KAIEN INTERNATIONAL
CEO
佐藤 宏樹
社名の由来は幕末の海援隊です。龍馬の作った「海援隊約規」にはこう書かれております。
入隊資格は「およそかって本藩を脱する者、および他藩を脱する者、海外の志ある者、この隊に入る」
脱藩者、海外開拓の志を持った者であれば入隊が可能でした。
身分の上下なく高い志を持った若者の集団であった海援隊、
この平成の世で世界の海援隊の船出です。